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ONEDARI BOYS

ONEDARI BOYS


ブロガー自身が企画したバイラルマーケティング

 ブログメディアが宣伝塔になりうるのか。バイラルマーケティングの可能性を自ら実験し続けているONEDARI BOYSは、[mi]みたいもんのいしたにまさきをはじめ、7人のブロガーが自分たちの興味のあるオネダリ品(提供品)に関してのみエントリーを作成。2006年の1月から数え、現在のエントリー数は100本を超えている。なおサイト上では全体の報告を行い、個々のレビューエントリーは各ブロガーの管理するブログにアップロードされている。

――どのような経緯でオネダリ品を提供してもらっているのでしょうか。

 各企業、広告代理店からご連絡をいただき、対象となる商品をメンバーで話し合った後に提供してもらうかどうかを決めています。現在は依頼の数があまりにも多く、申し訳ないのですが受けきれずにお断りすることもあります。正直言ってしまうと、さばくだけで精一杯でして…。

――現在、何名のメンバーがいるのですか?

 開始したときからずっと7人です。実は全員が揃ったときって1回しかないんですよ。ONEDARI BOYS結成のきっかけとなったTV取材のときですね。

――反響が大きくなってきた時期はいつごろでしょうか。

 2007年2月20日に、日経新聞朝刊の一面で紹介されてからですね。また4月にはクローズアップ現代に私(いしたにまさき)とジェット☆ダイスケ氏([w]weblog)が出演しました。この時期からも、注目度が高まったように感じます。

――それだけONEDARI BOYSの存在意義が大きくなってきたわけですよね。

 冗談ではじめた企画なんですけどね(笑)。そもそもは最初のTV取材はブロガーにラーメンを食べてもらって評価をするという内容だったのですが、ONEDARI BOYSのメンバーは一切映らず、アイドルブロガーのシーンだけ取り上げられていた。そのリベンジを果たすべく結成したのですから(笑)。
 最初始めたときは1週間で終わるだろうなと思ったのですが商品紹介の依頼は増加傾向にありますし、あきらかに僕らをパクッた企画も出てきた。

――ONEDARI BOYSの価値はどういった部分でしょうか。

 基本的には何も考えていませんが、あえて言うならブロガー自身が企画したところ、でしょうか…。でも僕らが価値を決めるものではないですね。あくまで、依頼をしてくださる企業の方に判断してもらっています。欲しいものしか貰わないし好きなようにしか書かないしとあって、本当に自分勝手な企画ですしね。でも、いくら欲しい製品だからといって「こういう風に書いてくれないか」という依頼は受けません。それに金銭による報酬も頂きません。

――印象に強く残っている依頼はありますか?

 4月末にアップロードしたエントリーは、未発売の商品を取り上げました。すでに発売済みの製品を試してくれ、という従来のパターンではない新しいケースでしたね。
 白物家電が直接送られてきた(笑)ときにはビックリしました。後になって気がついたのですが、当時はONEDARI BOYSのサイトに載せていた連絡先のアドレスが間違っていたんですよ。そんなトラップ(笑)にも負けず正しい連絡先を突き止めて直接連絡を下さるという熱意もありがたく感じました。
 最初はガジェット系に偏っていましたが、飲食関係やお芝居など、幅広いジャンルの依頼が増えてきたのも印象的です。

――3月には炭火焼ホルモン店のONEDARIもされています。

 お店の内装を手がけられた建築デザイナーの方からメールをいただき、一周年記念飲み会の会場としても使わせていただきました。私たちはある程度の期間をおいてから、再度レビューをするように心がけているのですが、1ヶ月ほど経ってから同店をたずねたところ、店長さんから「ONEDARI BOYSを見て来店する人が増えた」と聞きまして。バイラル効果が出ていることがうれしかったです。

――今までに提供を受けた商品の総額はおいくらですか?

 総額は計算していないですね。最高額商品も発表していません。金額を露出してしまうと生っぽくなってしまうので、そのあたりには注意しています。

――今後のONEDARI BOYSの方向性を教えてください。

 なりゆき…ですかね? ブログを取り巻く環境によって変わりますし、むしろ流れに合わせていかなければならない。いつまで続けるのかも現状では考えていないんですよ。依頼がくるから、その声をお応えしてレビューする。それ以上でも以下でもないんですよね。

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