Web人大賞

橋本 誠一

キリン株式会社 取締役常務執行役員 CSV 本部長

 


橋本 誠一

受賞理由

企業価値の創出にあたり従来のマーケティング手法に加え、デジタルでのブランディング、コミュニケーションが必須になったことに対し、多くの企業では旧来の組織のままでは厳しいと感じている中で、取締役CMOとして「ブランドを基軸とした経営」を推進し、率先して大幅な組織改革を行いながら、お客様との長期的な関係構築を試行されていことにより今回の受賞となりました。

受賞についての一言

照れくさいですね、これは。先程、受賞理由等ございましたけれども、実は、私は専門家ではございません。また、目覚しい成果を上げたという風にも思っておりません。私にとりましても、そして、私の周囲の人間にとりましても、今回の受賞というのは本当にサプライズだった、という事であります。

ただ、私のような、キリンのようなある意味レガシーのマーケティングを代表するこの企業が、真剣に一生懸命にデジタルマーケティングに取り組んでいるという事を、応援をしていただいたのかな、という風に思っております。

また、個人の受賞ではございますけれども、現場で苦労している社内外のスタッフにとっては本当に励みになります。その意味でも、今回の受賞を大変うれしく思っております。改めまして、本当にありがとうございました。

ちょうど、昨年、デジタルマーケティング部というのを、私の直下に立ち上げました。それまでも、キリンのマーケティングの現場では、デジタルメディアには、それなりに対応して来ているという実感はあったようでございますがけれども、私の中では、むしろデジタルマーケティングというのをテコにして、キリングループのマーケティング自体を変えていきたいという思いがございました。一言でいえば、「キリン主語からお客様主語へ」という事になる訳ですけれども、実際に現場のマーケッターにとっては、日々激しいシェア競争があるわけでございまして、そういう中で、どうしても声高になっていく、結果、お客様はますます離れていくという様な事が起きていたという風に思います。このデジタルマーケティングという事を実践していく中で、インサイトが鍛えられ、そしてお客様主語のマーケティングの実現につながる、そういう事を目指した訳であります。ただ、最初の頃はやはり、事業会社とマーケティング部との間に、少なからずコンフリクトもありました。その辺の話をし出すとキリが無いのですけれども、今はお蔭様で、自然に協働が進むようになりつつあります。特に若いマーケッターにとっては、デジタルマーケティングは当たり前の事ですけれども、全然特別な事ではなくて、そもそもメディアをシームレスに捉えるという事は、極自然に出来ている、という風に思います。そういう中で、個々には良い施策が出来ているように思いますし、是非来年は、施策のところで、キリングループの何かが表彰されるとうれしいな、という風に思って、先程来、皆様の素晴らしい発表を聞いていた、という事でございます。

とはいえ、最後に、ゴールは、「我々のブランド価値の最大化」という事になるわけで、ございます。詰まるところ究極的には、やはり我々のような、ビールとか飲料とか、そういうマス商品の中で、CRMというのが本当に成立するのかという、そういうチャレンジだという風に思っています。

その意味では、全くもって道半ばではございますけれども、ここにお集まりの皆様を始め、いろいろな方のお知恵をお借りしながらチャレンジを続けて参りたいと言う風に思っております。

改めまして、本日は、大変ありがとうございました。

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